2017年02月27日
香典返しにつく「おきよめ」とはなにか
葬儀の際にお香典を出すと、遺族から「会葬御礼」と「香典返し」と呼ばれるおかえし物が渡されます。会葬御礼のカードにセットされた「おきよめ」などと書かれた小さな小袋が分からないという方が増えています。この袋の中には塩が入っています。弔問することで悪い気を自宅に持ち帰ることになります。これを忌み嫌う方も多いため、体を清めてから自宅に入ってほしいという意味合いが込められています。
地域や家人のしきたりによっても変わりますが、葬儀や通夜などのお悔やみ事へ出向き、帰宅した時に使います。玄関先で小袋の中から塩を取りだし、両方の方に振りかけます。その後で家の中に入ります。人によっては手に残ったものを口に含み、うがいをして体の中も清めてから家に入ることもあるようです。このご時世では、ほぼ迷信と考えられるようになりましたが、やはり昔の言い伝えを守ることによって家に邪気を持ち込まないようにすることは一種のゲン担ぎでもありますので、もし葬儀や通夜に参列されることがあったら「おきよめ」に注目してください。
小袋の中身は塩ですが、食用に精製されたものではありません。とはいえ体に遣うものなので人畜無害の物ではありますが、それを調味料代わりに使うなどの用途に充てるのは避けましょう。
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